高等学校卒業程度認定試験の過去問に出ていた範囲に絞って、簡単にわかりやすくまとめました
地学
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日周運動 |
地球の自転によって、天球上の恒星やその他の天体が毎日地球の周りを回るように見える見かけの運動のことである。
天体の日周運動は、天の北極と天の南極を結ぶ軸の周りを回るように見える。 地球が地軸の周りを1回自転するのには23時間56分4.09秒(1恒星日)かかるため、日周運動の周期はこの自転周期と等しい。 |
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恒星日 / 太陽日 |
・恒星日
春分点が南中してから再び南中するまでの時間,もしくは春分点の南中をもって数えられる日数。 太陽が黄道上を順行するため,平均太陽日よりわずかに短く,23時間 56分 4.09秒となる。 厳密にいえば春分点が逆行するため,地球の恒星天に対する1自転よりもさらに 0.009秒だけ短い。 ・太陽日(平均太陽日) 太陽が、ある子午線を通過してから再びその子午線を通過するまでの時間。 恒星日より約4分長い。 視太陽日と平均太陽日とがあり、ふつう後者をさす。 ・春分点 黄道と赤道との交点のうち、太陽が南から北へ赤道を横切る点。 |
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月の満ち欠け |
地球から見られる月の形は,満月から下弦の月,新月,上弦の月,満月と満ち欠けを繰り返す。
この満ち欠けの周期を1朔望月とよぶ。 1朔望月は,かなり変動するが平均すると約29.5日である。 月の公転周期 (恒星月) 約27.3日より少し長い。 |
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太陽年(回帰年) |
太陽が天球上を,春分点から1周して春分点まで戻る時間。
春分点が逆行するため,地球が太陽を1公転する1恒星年より約 20分短い。 |
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閏年(うるう年) |
1太陽年と,1年を365日とした暦(グレゴリオ暦)とのずれを解消するためにうるう年をおいた。
グレゴリオ暦の本質は、平年では1年を365日とするが、400年間に(100回ではなく)97回の閏年を置いてその年を366日とすることにより、400年間における1年の平均日数を、365日 + (97/400)日 = 365.2425日、とすることである。 この平均日数365.2425日は、実際に観測で求められる平均太陽年(回帰年)の365.242189572日(2013年年央値)に比べて26.821秒だけ長いだけであり、ユリウス暦に比べると格段に精度が向上した。 |
自然災害
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プレート |
プレート境界で起きる巨大地震は,主に海洋プレートによって引き込まれた陸側のプレートの一部が大きくはね上がることで発生する。
プレート 地球の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。 リソスフェア(岩石圏)とほぼ同じで、地殻とマントルの最上部を合わせたもの。 |
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初期微動・主要動・初期微動継続時間 |
初期微動
地震の揺れの一種。最初にやってくる小さな揺れ 主要動 地震の揺れの一種。後にやってくる大きな揺れ 初期微動継続時間 初期微動が始まってから主要動が始まるまでの時間 |
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P波/S波 |
P波
伝わる速さの速い波、小さな揺れをおこす これにより初期微動が起こる S波 伝わる速さの遅い波、おおきなゆれをおこす これにより主要動が起こる |
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気象庁震度階級 |
日本の気象庁震度階級は、現在では機械による計測値、いわゆる「計測震度」を使用しており、デジタル震度計が観測した計測値を10段階に換算して気象庁が発表している。
「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」 「震度4」「震度5弱」「震度5強」 「震度6弱」「震度6強」「震度7」 |
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マグニチュード |
地震が発するエネルギーの大きさを対数で表した指標値である。
揺れの大きさを表す震度とは異なる。 日本の地震学者和達清夫の最大震度と震央までの距離を書き込んだ地図に着想を得て、アメリカの地震学者チャールズ・リヒターが考案した。 地震のエネルギーを1000の平方根を底とした対数で表した数値で、マグニチュードが 1 増えると地震のエネルギーは約31.6倍になり、マグニチュードが 2 増えると地震のエネルギーは1000倍になる。 |
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ハザードマップ(被害予測地図) |
自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。予
測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。 ハザードマップを利用することにより、災害発生時に住民などは迅速・的確に避難を行うことができ、また二次災害発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害の低減にあたり非常に有効である。 |
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台風と偏西風 |
台風は、北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称。
強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多く、しばしば気象災害を引き起こす。 日本付近に近づいた台風は,夏から秋になると,偏西風の影響を受けるようになり,太平洋高気圧の周辺を回るように進む。 |
微生物
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アントニ・ファン・レーウェンフック |
(1632年10月24日 - 1723年8月26日)
オランダの商人、科学者。 歴史上はじめて顕微鏡を使って微生物を観察し、「微生物学の父」とも称せられる。 単レンズ(1枚のレンズ)の光学顕微鏡を自作、筋内の横紋や昆虫の複眼などを観察し、赤血球・細菌・原生動物や動物の精子などを発見した。 |
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タバコモザイクウイルス(TMV) |
植物ウイルスの一種で,タバコやトマトなどの葉に濃淡緑色の斑点を生じさせたり,ちぢれさせたりする。
1935年にウェンデル・スタンレーがこのウイルスを結晶として単離することに成功した。 RNAウイルスであってデオキシリボ核酸 DNAは含まず,リボ核酸 RNAの細長い芯を蛋白質サブユニットが多数囲んで筒状となり,全体は長さ 280nm,径 15nmの六角棒状をなす。 |
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酵母菌 |
真菌類に属する単細胞の生きている菌の塊で,パンの製造やビール,ぶどう酒醸造などに用いられる。
この細胞は楕円形で出芽によって増殖する。 蛋白質を多く含み,ビタミン,酵素類に富んでいるので,栄養価はきわめて高い。 |
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大腸菌 |
グラム陰性の桿菌で通性嫌気性菌に属し、環境中に存在するバクテリアの主要な種の一つである。
この菌は腸内細菌でもあり、温血動物(鳥類、哺乳類)の消化管内、特にヒトなどの場合大腸に生息する。 大きさは通常短軸0.4-0.7μm、長軸2.0-4.0μmだが、長軸が短くなり球形に近いものもいる。 |
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乳酸菌 |
代謝により乳酸を産生する細菌類の総称。
生育の為には糖類、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラル(Mn , Mg , Fe等の金属)が必要な細菌類。 ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物など食品の発酵に寄与する。 一部の乳酸菌は腸などの消化管(腸内細菌)や膣の内に常在して、他の微生物と共生あるいは拮抗することによって腸内環境の恒常性維持に役立っていると考えられている。 |
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コウジカビ |
アスペルギルス属に分類されるごく普通の不完全菌の一群。
このうち一部のものが、麹として味噌や醤油、日本酒を作るために用いられてきたことからこの名が付いた。 コウジカビは、増殖するために菌糸の先端からデンプンやタンパク質などを分解する様々な酵素を生産・放出し、培地である蒸米や蒸麦のデンプンやタンパク質を分解し、生成するグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖する。 発酵食品の製造に利用される一方で、コウジカビの仲間にはヒトに感染して病気を起こすものや、食品に生えたときにマイコトキシン(カビ毒)を産生するものがあり、医学上も重要視されているカビである。 |
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醤油づくりにおける微生物 |
醤油は発酵調味料とか醸造品などといわれますが、その製造過程の主人公は微生物。
その代表格が麹菌・乳酸菌・酵母菌で、この順番に活躍をして大豆のタンパク質をうま味成分のアミノ酸に分解したり、有機酸をつくって諸味のphを調整したり、香り成分に欠かせないアルコールをつくってくれたりと大活躍。 |
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根粒菌(リゾビウム) |
エンドウ・ソラマメなどのマメ科植物の根に共生し、根粒をつくる土壌細菌。
空気中の窒素を固定し、アミノ酸や亜硝酸を植物に供給する一方、植物が光合成で生産した炭水化物を得ている。 |
生物
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だ液の働きを調べる実験 |
画像アに入るのは「沸騰石を入れてガスバーナーで加熱した」
ヨウ素液が反応しない事からデンプンが分解され、ベネジクト液に赤褐色の沈殿が出来た事から糖が出来ていることが分かる。 ベネジクト液は、還元性のある物質(アルデヒドやグルコースなど)と反応して、酸化銅ⅰ(Cu2O)の赤茶色の沈殿を発生させる。 多糖類のデンプンは還元性がないので反応しない。 湯の温度を100℃に変えた場合、ヨウ素液が反応してベネジクト液は変化しなくなる。 こと事から、だ液は40℃ぐらいで働きやすくなる事がわかる。 |
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沸騰石 |
突沸(沸点以上の過熱状態になっている液体が突発的に激しい沸騰を起す現象)を防ぐために入れる。
これを入れないと、液体が爆発のように飛び散る場合があり危険。 |
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インスリン(インシュリン) |
脊椎動物の膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモン。
組織におけるブドウ糖の取り込み・消費を高め、肝臓でのブドウ糖からグリコーゲンへの転換を促進することによって血糖値を低下させるはたらきがあるので、糖尿病の治療に用いられる。 現在では、組み換えDNA技術によりヒト型インスリンが開発されており、大腸菌や酵母菌に人の遺伝子を組み込み生産している。 |
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光走性(走光性) |
生物が光刺激に反応して移動することである。
(よく街灯に虫が集まっているあの現象) 走光性のうち、光のある方向に近づくような行動は『正の走光性』、光から離れるような行動は『負の走光性』などともいう。 正負を付さず単に「走光性の生物」などと言った場合には正の走光性を指している場合が多い。 なお、植物などが日光に対して屈曲する屈光性とは、性質を表す個体が移動する(向きを変えるだけではない)という点で異なる。 |
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明順応/暗順応 |
・明順応
暗い所から急に明るい所に出たとき、まぶしさがしだいに薄れ、明るさに慣れて物が見えるようになること ・暗順応 暗い所で目が慣れて、しだいに物が見えるようになること。 |
植物
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光発芽種子 |
光の照射を発芽の条件とする植物の種子。
一般に発芽に必要な水、酸素、温度等の条件が揃っても、暗黒下では発芽しない。 波長およそ 650nm-680nm の赤色光によって誘導されるが、赤外光(710-740 nm)では逆に発芽が抑制される。 最後に照射された光によって、発芽するかしないかが決まる。 光発芽をめぐってはレタス種子を用いた実験がしばしば行われている。 |
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光屈性 |
光の入射方向に対応して、植物等の成長方向が変化する性質の事である。
刺激があった方に向かう(正)あるいは刺激から遠ざかる方に向かう(負)の反応をする。 植物で良くみられる現象であるが、菌類などの他の生物でも観測される。 植物の地上部は光の影になる部分に、成長を促す植物ホルモン(オーキシン)を移動させ、日陰側の成長を促すことによって、日の当たる方向に向き、葉などが効率よく光合成できるよう成長する。 |
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光傾性(傾光性) |
光の強さの変化が刺激となって、植物の一定部分が固有の反応を示す運動。
反応の方向は植物自体によって決っている。 光屈性が刺激を受けた方向と関連した方向に動くのに対し、光傾性は刺激を受けた方向を関係なく動く。 |
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光合成速度 |
ある時間でどれくらいCO2を吸収したかを示す値を光合成速度と呼ぶ。
グラフは横軸に光の強さ、縦軸にCO2吸収量を示している。 光飽和点 光合成速度(CO2吸収量)は光の強さが増すにつれ、大きくなる。 しかし、ある一定の光の強さになると光合成速度は一定となる。この光の強さを光飽和点と呼ぶ。 光補償点 光合成速度と呼吸速度が同じになる光の強さを光補償点と呼ぶ。 つまり、見かけ上CO2のやり取りが0になる。 |
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見かけの光合成速度/光合成速度 |
植物は光合成によってCO2を吸収する一方で、自身が呼吸することによってCO2を排出している。
ある時間あたりのCO2排出量を呼吸速度と呼ぶ。 そのため、測定できるCO2吸収量は次のようになり、これを見かけの光合成速度と呼ぶ。 CO2吸収量(見かけの光合成速度) = 光合成によるCO2吸収量 - 呼吸によるCO2排出量 光合成によるCO2吸収量(光合成速度)を純粋に求める場合には、次の式のようになる。 光合成速度 = 見かけの光合成速度 + 呼吸速度 |
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陽生植物/陰生植物 |
・陽生植物
日照を好み,日陰地では育ちにくい植物。 陰生植物に比べて光飽和点,光補償点ともに高い。 ・陰生植物 日照量の少い場所でもよく生育できる植物 概して葉は薄くて広く,弱い光を全面に受けて能率よく光合成を行う反面,呼吸量は少くてすむ。 陽生植物に比べて光飽和点,光補償点ともに低い。 |
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限界暗期 |
植物は連続した暗期を葉で感知し,花芽形成が起こる。
花芽形成が起こるか起こらないかの分かれ目となる暗期の長さを限界暗期という。 画像の場合は、イのみ花芽形成する。 |
合成樹脂
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プラスチック |
水素、炭素、酸素などからなる有機化合物でできている。
小さな分子をたくさん繋げて出来ている(ポリマー結合) 金属などに比べ、非常に軽くて丈夫な物を作ることができる。 熱伝導性がなく、断熱性に優れている。 プラスチックの中には、100~1000倍程度の質量の水を吸収し、その状態を保つことができる「高吸水性ポリマー」といわれるものがあり、紙オムツなどにも利用されている。 |
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密度 |
密度が、水(密度 1.0)より低いものは水に浮く。
密度が、水(密度 1.0)より高いものは水に沈む。 高認では、画像のような表も問題に載っている場合が多いので無理に覚える必要はない。 |
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熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂 |
高温に熱すると柔らかくなり、冷やすと固くなる樹脂を熱可塑性樹脂(ねつかそせい じゅし)という。
合成繊維に用いられる高分子は、ほとんどが熱可塑性である。 熱硬化性樹脂は、加熱しても軟化せず、加熱によって固くなり、冷やしても軟化しない樹脂である。 フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂が、熱硬化性樹脂である。 熱可塑性樹脂は付加反応で合成される場合が多く、熱硬化性樹脂は縮合反応で合成される場合が多いが、例外もある。 例えば、PET樹脂(ポリエチレンテレフタラート)は縮合反応で合成されるが、熱可塑性である。 |
付加重合
例えば、炭素-炭素二重結合C=Cに水素分子が付加することによって、
二重結合が-C-C-となり、両側に別の分子が付くことにより重合する。
(例)エチレン→ポリエチレン
縮合重合
例えばカルボキシル基-COOHと水酸基-OHとの反応では、カルボキシル基の-OHと水酸基の-H、
すなわち水分子(H-O-H)がとれることにより、エステル-COO-結合が生成し、その繰り返しによって重合する。出典:付加重合、縮合重合を分かりやすく簡単に言うとなんですか? - 付加重... - Yahoo!知恵袋
熱
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熱運動 |
この世のあらゆる物体は分子あるいは原子でできているわけですが、この分子、原子は常に揺れ動いています。乱雑に揺れ動いています。
静止しているように見える場合でも微視的には揺れ動いています。 この運動を熱運動といいます。 熱運動はブラウン運動の原因となるものです。 ブラウン運動というのは液体中に浮遊する微粒子がランダムに動き回る運動のことです。 液体分子のランダムな衝突によって引き起こされます。 熱運動の激しさを熱といいます。 熱というのは熱運動の運動エネルギーのことです。 熱というものに実体は無く、分子の運動の激しさを熱という言葉に言い換えただけです。 |
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熱量 |
『熱運動』項で、熱とは熱運動の運動エネルギーのことであると説明しましたが、その熱の量を熱量といいます。
エネルギーの一種なので、単位は [J] ジュール です。 仕事や運動エネルギーや位置エネルギーと同じ単位です。 昔は [cal] カロリー という単位が使われていましたが、現在は物理では [J] を使うことになっています。 しかし、高校物理ではときどき [cal] が出てきます(物理とは直接関係ないですが、栄養学の分野ではもっぱら [cal] を使います) |
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比熱 |
フライパンを熱するとすぐに熱くなりますが、
水を同じ温度で熱してもなかなか熱くなりません。 このような、物体によって温度の上がり方の違いを表すのが比熱です。 比熱は、物体1[g]の温度を1[K]上げるのに必要な熱量です。 比熱の単位は[J/(g・K)](ジュール毎グラム毎ケルビン)です。 比熱c[J/(g・K)]の物体m[g]に、熱量Q[J]を与えた時、温度がΔT[K]上がったとすると、 Q = mcΔT という式が成り立ちます。 |
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熱量と比熱の計算(金属球の実験) |
例題
容器に10°Cの水が100g入っている。 水の中に質量100g,100°Cの金属球を入れた。 かき混ぜてしばらくすると水温は25°Cで平衡状態になった。 水の比熱は4.2 J/(g・K)であり,熱の移動は水と金属球との間のみで起こったものとする。 金属球の比熱はいくらか? 公式 熱量(J)= 比熱(J)× 質量(g)× 温度変化(℃) 水が得た熱量 = 4.2 x 100 x (25 - 10) = 6300 水が得た熱量と金属球が失った熱量は等しいため 金属の比熱 x 100 x (100 - 25) = 6300 金属の比熱 = 0.84 J /(g・K)となる |
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熱容量 |
「熱容量とは、ある物体の温度を1[K]上げるのに必要な熱量」のことです。
熱容量の単位は[J/K](ジュール毎ケルビン)です。 熱容量C[J/K]の物体に熱量Q[J]を与えた時、物体の温度がΔT[K]上がったとすると、Q = CΔTという式が成り立ちます。 これが熱容量の公式です。 [熱容量の公式] Q = CΔT (Q:熱量[J]、C:熱容量[J/K]、ΔT:物体の上昇した温度[K]) 当たり前ですが、物体の質量が大きくなればなるほど、必要な熱量もそれに比例して大きくなります。 |
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熱平衡(ねつへいこう)/温度平衡 |
2つの物体を熱などのエネルギーの交換が可能であるようにして接触させて放置したときに,エネルギーの移動がもはや起こらなくなった状態。
また,外界との間で物質やエネルギーの交換ができない孤立系を十分長い時間放置したときに,系の各部分の間で正味のエネルギーの交換が起こらず,系の巨視的な変化が起こらなくなった状態。 熱平衡にある各物体の温度は等しい。 |
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ジュールの実験 |
ジュール(イギリス,1818~1889)が行った実験。
左右のおもりが静かに落下すると回転翼が回転し,熱量計の中に入っている水を回転翼がかき回す。 おもりの落下を繰り返したところ,水の温度は上昇した。 水の温度が上昇した理由は,おもりが落下することで重力のした仕事が水の熱エネルギーを増加させたからである。 この実験から,仕事と袁津とを関係づけることができ,1calはおよそ4.2J(ジュール)であることが求められた。 |
光
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光の反射 |
光も音や他の波と同様、入射角=反射角という反射の法則が成り立っています。
波が境界面にぶつかるとき、波の進行方向と境界面の垂線とのなす角を入射角といいます。 同様に、反射した波の進行方向と境界面の垂線とのなす角と反射角といいます。 波が境界面に当って反射する場合、入射角と反射角は必ず等しくなります。 これを反射の法則といいます。 |
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光の屈折 |
光も波動の一種なので屈折の法則(スネルの法則)が成り立っています。
画像は光が空気から水へ進む様子です。 入射角の方が屈折角よりも大きいです。 この様子は音波の場合と逆です。 空気の中を進む光の速さや水の中を進む光の速さは決まっているので、入射角の正弦と屈折角の正弦の比も決まっています。 |
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光の干渉 |
波の山と山が重なる ⇒ 強め合って明るくなる
波の山と谷が重なる ⇒ 弱めあって暗くなる これを「干渉」と呼びます。 白い光の中で、特に赤の波長の光が強めあうと赤く見え、青の波長の光が強めあうと青く見えます。 これが、シャボン玉やCDの虹色を作るのです。 |
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光の散乱 |
光の進路に障害物があると、波長の短い光(紫波)は反射しますが波長の長い光(赤波)は通り抜けてしまいます。
中くらいの波長の光(青波)はいろいろな方向に反射します。 これを光の散乱といいます(実際にはこんな単純ではありません、詳しくは「レイリー散乱」で検索してみてください) |
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光の散乱 |
太陽光は波長の長い光や波長の短い光を含んでいます。
波長の比較的長い赤や橙(だいだい)の光は大気の中を真っ直ぐ進みます。 波長の比較的短い青や紫の光は大気中の窒素や酸素分子により散乱します。 ハワイでの夕方は日本ではお昼に当たりますが、ハワイで夕日を見ている人には赤の光が多く届き、日本の人には青の光が多く届きます。 ハワイに向かう太陽光にとっては大気が厚く、日本に向かう太陽光にとっては大気が薄いからです。 朝夕の空が赤く見え、昼間の空が青く見えるのはこのような原理です。 |
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スペクトル |
画像のように、赤橙黄緑青藍紫と波長の順に並んだ色の帯をスペクトルといいます。
様々な色が連続しているスペクトルを連続スペクトルといいます。 白熱電球の光や太陽光によって得られるスペクトルで、主に高温の固体から出されます。 一方、水素やナトリウムから出る光のスペクトルは細い線状になっていて線スペクトルまたは輝線スペクトルといいます。 これは原子から発せられるものなので原子スペクトルともいいます。 |
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偏光/偏光板 |
光は横波の性質を持っていて、進行方向に対して垂直に振動しています。
太陽や電球の光など、ふだん私たちが目にしている光は進行方向に垂直な面内でさまざまな方向に振動している光の集まりです。 偏光は、電場および磁場が特定の(振動方向が規則的な)方向にのみ振動する光のことです。 偏光板は、あるひとつの方向に振動する光の成分だけを通過させるようにつくられたものです。 液晶画面や立体映画のメガネなどに利用されています。 |
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回折格子(グレーティング) |
ガラス板の表面に1cm当たり数百本~数千本もの割合で直線の溝を等間隔に刻んだもの。
溝の部分では光は散乱して通りにくく、溝以外の平らな部分を光が通る。 回折格子を通る前と後で、波長の長さと速さは変わらない。 回折格子を用いて得られる効果としてわかりやすいものは、CDの読み取り面に太陽光や室内光を当てたときに虹色に輝いて見える現象である。 これは、プリズムに光を通したときに見られる現象と似てはいるが、プリズムでは光の屈折によって色が分離する(スペクトルが表れる)のに対し、回折格子では光の回折と干渉によってスペクトルが見えている。 |
■偏光板と回折格子の違い
回折格子は、本当に1mmのあいだに数十本から数百本のスジが等間隔で入っています。
光を透過するタイプと鏡にスジをいれた反射タイプの回折格子があります。
偏光板は、スジが入っているのは本当のスジではありません。
説明上、光学的異方性を表すために描いた線であり偏光板のスジは模式図です。
回折格子は、本当に1mmのあいだに数十本から数百本のスジが等間隔で入っています。
光を透過するタイプと鏡にスジをいれた反射タイプの回折格子があります。
偏光板は、スジが入っているのは本当のスジではありません。
説明上、光学的異方性を表すために描いた線であり偏光板のスジは模式図です。
分離法
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分留(蒸留) |
混合物を一度蒸発させ、後で再び凝縮させることで、沸点の異なる成分を分離・濃縮する操作をいう。
通常、目的成分が常温で液体であるか、融点が高々100℃程度の固体の場合に用いられる。 共沸しない混合物であれば、蒸留によりほぼ完全に単離・精製することが可能であり、この操作を特に分留という。 例 塩化ナトリウム水溶液を枝付きフラスコに入れ、加熱して沸騰させると塩化ナトリウム水溶液中の水だけが水蒸気となる。 その水蒸気を管で繋がれたリービッヒ冷却器で冷却すると純粋な水(蒸留水)が得られる。 |
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抽出 |
固体または液体の混合物に、その中に含まれる特定の成分だけを溶かす液体(溶媒)を加えてよく振り混ぜて、特定の成分を溶かし出して分離する方法。
注意:分液漏斗を振った後、時々、活栓を開けて、内外の圧力を等しくする。 |
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濾過(ろか) |
液体と、その液体に溶けない固体の混合物を濾紙を用いて分離する操作。
・用いる器具 濾紙、漏斗、漏斗台、ガラス棒、ビーカー ・操作上の注意 濾紙は水で湿らせる(漏斗に密着させるため)、溶液はガラス棒に伝わらせて静かに注ぐ(濾過する溶液が跳ね飛ばないように) |
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再結晶/再結晶法 |
温度による溶解度の差を利用した固体物質の精製法
不純物を含む結晶を高温の水に溶かし、高温のまま濾過て不溶物を取り除く。 この溶液を冷却していくと、低温で溶けにくい結晶が析出する。 (固体の溶解度は、低温になるほど減少する) |
引用元リンク
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高校で学習する物理についてわかりやすく説明します。物理が難しいのは教科書の説明が言葉足らずだったり授業の時間が短すぎるせいであって、懇切丁寧に時間をかけて説明すれば決して難しいものではない、と筆者は考えます。
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引用元記事:https://matome.naver.jp/odai/2153275648291922701