「ダンス・マカブル」は、「冠を持つ神の手」「オシチヤ」「デンシャ」などで知られる同人サークル「小麦畑」による、探索脱出アドベンチャーゲーム。中世ヨーロッパモチーフでホラー要素たっぷり。角川書店からの依頼でつくった作品だとのことで、これからメディアミックスする可能性も?
掲載順
・冒頭あらすじ
・攻略
┣FIN4、5へ行く場合
┣FIN3へ行く場合
┣FIN1、2へ行く場合
┗「少年」と「???」のイベント出現場所
・結末ネタバレ
・小ネタや解釈など
・冒頭あらすじ
・攻略
┣FIN4、5へ行く場合
┣FIN3へ行く場合
┣FIN1、2へ行く場合
┗「少年」と「???」のイベント出現場所
・結末ネタバレ
・小ネタや解釈など
最新版 ver1.02 (2014/10/14 更新) ファイルサイズ(zip):112MB 本体ダウンロード(ふりーむ) 本体ダウンロード(当サイト) 動作OS Windows2000以降(7で動作確認) 使用ツール WOLF RPGエディター ジャンル 探索謎解きADV/ホラー要素あり クリア時間 二時間程度/エンド五種類 特記事項 即死なし 一定ダメージでゲームオーバー 一部追いかけっこあ…
冒頭あらすじ
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少女・アルエットは見知らぬ立派な大聖堂で、光に照らされて目覚めた。
周囲には血の跡が見られ、仮面をつけた得体のしれない「神父」が徘徊している。大聖堂の中は知らぬ場所のはずなのに所々でアルエットに既視感を抱かせ、曖昧になっていたアルエットの記憶をふとしたことで克明にさせる。 故郷の村で粉屋の娘であったアルエットには、親しい少年・ラザールがいたが、彼もまたその大聖堂の中にいた。一度は出会えたものの、ラザールは扉の向こうへ神父によって閉じ込められてしまった。アルエットは扉の鍵を探しに大聖堂の中を一人で探索し始める。 |
攻略
結末はFIN1からFIN5までの5つ。
◆FIN4、5へ行く場合
ヒント
5へ行く場合は何も考えずひたすら神父に絡み、犬に出会えばぶつかり、黒いもやがあれば突っ込み、正気度のランプを全て消す。
4では正気度を0にしない程度に保って進んでいき、ラザールにはなにも渡さない。
5へ行く場合は何も考えずひたすら神父に絡み、犬に出会えばぶつかり、黒いもやがあれば突っ込み、正気度のランプを全て消す。
4では正気度を0にしない程度に保って進んでいき、ラザールにはなにも渡さない。
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※順序は異なっていても大丈夫
正気度チェックはセーブ・ロード画面で行える。また、画面端の模様が正気度が減るにつれて赤みを増していく。 はじまったら、右上の十字架を調べると「釘」が入手できる。 「釘」を所持した状態で赤い部分を調べると、暗かった周囲が明るくなり探索できるようになる。 左側へ進んだ先で神父に出会うので、彼に近づく。 |
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更に進むと「身廊」へつく。画面上部にある扉を調べると、扉の向こうにはラザールがいて、扉を開けるための鍵を探すよう依頼される。
画面の四方には聖書が置かれているが、アルエットには読めない。うろついている神父に近づくと読めるようになる。 ここで神父に話しかけた後、神父に体当たりしまくるとFIN5へ。 地面に書かれた鏡写しの「4」の書き順、すなわち左・右・上・下の順で聖書を読むと階段が発生する。 進んだ先で「ラビリンス」を経て、「地下礼拝堂」で十字架を調べて「釘」入手。 |
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礼拝堂を抜けてひたすら上方へ進むと「後陣」につく。
後陣の下方の右側へ行き、「梯子[南]」を昇る。辿り着いた「鐘楼[南]」で赤い部分に釘を打つと、「指輪」入手。 ラザールのいる扉の前へ戻り、「指輪」を所持して先へ進む。 「控え室」の中の黒いもやもやを進んでいくとFIN5。 「控え室」で衣装を着替えて元来た道へ戻りラザールのもとへ行くとFIN4。 |
◆FIN3へ行く場合
ヒント
神父と絡むのは3回以下に抑え、なんでもいいからラザールにプレゼントする。
神父と絡むのは3回以下に抑え、なんでもいいからラザールにプレゼントする。
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※順序は異なっても大丈夫
神父が初めて出てくる場所までは「FIN4、5へ行く場合」に同じ。 神父に近づかずにラザールのもとへと走る。 目覚めて来た方の道へ戻ると、燭台付近に「ロウソク」があるので入手。 「身廊」で画面上部の扉を調べる。扉の向こうにはラザールがいて、扉を開けるための方法を探すよう依頼される。 画面の四方には聖書が置かれている。神父に近づかないようにしながら、地面に書かれた鏡写しの「4」の書き順、すなわち左・右・上・下の順で聖書を開くと次に進める。 |
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「ラピリンス」を進むと、崩れた柱があることにアルエットが気づく。影のつき方がおかしな柱が他に4ヶ所あるので調べると倒せる。
身廊に戻ったら、右の聖書の下部のあたりに落ちている「紙片」入手(この行動は省いてもいい)。 ラピリンスの先へ進むと右と上に道があるが、まずは上の「地下礼拝堂」に行く。十字架を調べて「釘」入手。 更に進んだところにある「後陣」で、「水門の鍵」を拾う。 ロウソクを持って炎に近づくことで火をつけられる。これで、先ほどの道から行ける「納骨堂」に入れる。 ※攻略順序の問題で、後陣に行った時に既に火が消えていて移せない場合は、後陣上方にある燭台から火を移せる。 |
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納骨堂の中には松明が7ヶ所あるので火を移しておく。部屋が明るくなったら神父が現れるので話しかける(神父は背景色と同化気味なのでちょっと見つけにくいが左上の方にいる)。
道をだいぶ戻って「貯水池」に入る。ラピリンスで柱を倒しておくと道ができている。 進む際に「紙片」に書かれている「ABRACADABRA」の順でタイルを踏んでいくと貯水池入り口付近に新しい道ができる(踏む順がわかっていれば、紙片を拾いに行かなくてもいい)。 タイルを進んだ先で「水門の鍵」を使う。 新しい道の先の「調合部屋」で「カラの壺」を入手。神父がいるがスルー。 |
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ラビリンスまで戻ると犬に遭遇、道を引き返して逃げる。犬に何度も追いつかれるとFIN5へ。
(ver1.03以降だと設定変更で追いかけっこをなくせる) 「地下礼拝堂」へ戻ると再び犬に遭遇。犬は「パン」を落として去っていく。パンを十字架に捧げると、部屋の隅に変化が発生。「カラの壺」を使うと「ホワイトビネガー」入手。 「ホワイトビネガー」を所持した状態で「調合部屋」の神父に話しかけ、薬草園のような場所で5種の薬草を調べて入手すると、ゴールで「ハーブかご」入手。 |
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「調合部屋」左上の机を「ハーブかご」を所持して調べ、次に「ホワイトビネガー」を所持して調べると「四泥棒の酢」入手。
「納骨堂」で神父に「四泥棒の酢」を渡すと、新しく入り口が出現。進んだ先の「控え室」で「釘」を入手、着替える。 「後陣」へ行くと火が消えていて上方に進めるようになっているので、アイテム「茨の冠」と「釘」入手。 (冠だけ残しておいて、後で「月桂冠」状態になったものを入手しても問題なし) 後陣下方には左右に伸びる道があるので、両方に行って赤いところに釘を刺し「指輪」と「天上の鍵」を手に入れる。 |
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釘を所持し、「身廊」へ戻り左下から「側廊」へ進む。出て右側にある道を阻むものを調べて釘を刺すと通れるようになる。真っ直ぐ進むとまた赤いなにかがあるので、釘を刺す。更に進むとスイッチがあるので押す。
「身廊」上部のラザールのいる扉を「指輪」を所持して開ける。ラザールに冠をプレゼント。 ※冠を渡さないとFIN4へ その後、「地下の鍵」を入手。「身廊」下部の左側の閉じられていた扉がそれで開く。右側の扉は「天上の鍵」で開く。左右の扉から入って調べた後に船で外へと出て行く。 これでFIN3へ |
◆FIN1、2へ行く場合
ヒント
神父と4回以上出会う。ラザールに何を渡すかで分岐
神父と4回以上出会う。ラザールに何を渡すかで分岐
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「FIN3へ行く場合」と同じように進みつつ、神父に積極的に話しかけイベントを4回以上重ねる。正気度のランプが完全になくなるとFIN5へ行くので注意(正気度は、四泥棒の酢をつくると2回復する)。
「後陣」の上部で、冠を入手するタイミングによりFIN1、2に分岐する。 「茨の冠」になっているうちに入手してラザールに渡すとFIN2。 冠は釘を刺すイベントの回数で変化する。4回刺すと完全に茨が消えて月桂冠に。 |
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釘を打ち終えた後に、「月桂冠」を入手しラザールに渡すとFIN1。
ラザールや神父とのイベントを6回重ねている(フルコンプ)か否かで最後の文章にやや違いが出る。 ふたりとものイベントを一周で埋めることは不可能。 |
◆「少年」と「???」のイベント出現場所
FIN1は、「"少年"イベントをコンプしている場合」「"???"イベントをコンプしている場合」「どちらのイベントも5以下の場合」の3パターンの文章差分がある。量としては数行程度の変化だが、意味合いがけっこう変わる。
※一周でふたりともをコンプすることはできない、片方ずつになる。
少年イベント
1→神父を見つけたところでラザールの方に駆け寄る
2→身廊の扉の向こうのラザールに話しかける
3→後陣の上方まで行く(冠のそばへ行く)
4→指輪の入手
5→納骨堂から控え室に行き、「白の服」入手
6→冠を渡す
???イベント
1→最初に出会ったところで神父の方に近づく
2→身廊で神父に話しかける
3→調合部屋で神父に話しかける
4→ラビリンスで犬と会った後、ラビリンス前の階段で神父に話しかける(タイミングを逃すとすぐいなくなるので注意)
5→納骨堂で神父に話しかける
6→船を出す前に神父に話しかける(1~5を埋めている必要あり)
※数字を振っているが、順番通りにする必要はない。
※一周でふたりともをコンプすることはできない、片方ずつになる。
少年イベント
1→神父を見つけたところでラザールの方に駆け寄る
2→身廊の扉の向こうのラザールに話しかける
3→後陣の上方まで行く(冠のそばへ行く)
4→指輪の入手
5→納骨堂から控え室に行き、「白の服」入手
6→冠を渡す
???イベント
1→最初に出会ったところで神父の方に近づく
2→身廊で神父に話しかける
3→調合部屋で神父に話しかける
4→ラビリンスで犬と会った後、ラビリンス前の階段で神父に話しかける(タイミングを逃すとすぐいなくなるので注意)
5→納骨堂で神父に話しかける
6→船を出す前に神父に話しかける(1~5を埋めている必要あり)
※数字を振っているが、順番通りにする必要はない。
結末ネタバレ
FIN5「主よ、主よ、どうして貴方は」
神父と何度も出会ったり、謎の犬と出会ったり、黒い不思議なもやの中を突き進むうちにアルエットはなにかに恐怖していく。
「知りたくない……進みたくない……」
アルエットは気づけば最初の場所にいた。そこでアルエットは横たわり、祈るように手を組みながら全てを拒絶して眠りに就いた。
FIN4「二人で永遠を」
ラザールに会いに扉を開けた後、進む先の「控え室」でアルエットは白い花嫁衣装に着替える。ラザールが出迎え、村の人達も「おめでとう おめでとう」と口々に祝福してくれる。不気味な雰囲気もなにもかも、プロポーズの返事をなかなかしないアルエットへのちょっとしたドッキリだったという。二人は神に永遠の愛を誓うのだった。
FIN3「死を想え」
花嫁衣装に着替えたアルエットは全てを思い出していた。ラザールは、軽く咳をして調子の悪そうな素振りを見せたその晩のうちに急逝してしまったことを。彼にプロポーズの返事ができなかったことを。結婚式へと迎えてくれるラザールも、本当は片目がなく肌がどす黒く変色した死体だった。
「ごめん、ラザール。私のせいだね」
アルエットに冠を渡され、ラザールは消えた。
ラザールが残した鍵で開けた扉の先には船があった。血のような赤い水の中を、アルエットと神父は船に乗って渡っていく。
やがてアルエットは自室のベッドの上で目覚めた。そばには血まみれの神父がおり、アルエットの前で十字を切った。
「そして、あの人はここを去りました。次にあの人を求める人たちのところへ。あの人は死の中から来て、死の元へ向かうのです」
アルエットはその後も村に留まり、墓の前で祈りを捧げた。
※冠を渡さなかった場合はFIN4へ行き、ラザールが死者であることを知りながらも結婚式を挙げることになる。
FIN2「疾病の乙女」
神父と何度も会話を交わし、アルエットは思い出す。ラザールが既に亡くなっていること、彼の死後にはじめて笑えた瞬間は神父のおかげだったことを。
花嫁衣装に着替えたアルエットは、片目がなく肌がどす黒く変色したラザールのもとへいく。式のために編んでいた、まだ葉が生え揃わない「茨の冠」をラザールに託した。
「その姿は私の罪。これがお与えくださった試練ならば、引き受けなくては。この冠をかぶって、歩き続けて。それで、ようやく赦されるの」「すっかり腐りきった身体を強く叩こう。大いなる悲惨さを、神を、そして不幸な死を……想い出しながら」
アルエットの肌もまた、どす黒く変色していた。
病の床から目覚めたアルエットは、神父と共に故郷を出て行くことにした。
「行き交う人々は、まだ己の罪を知らない面持ちです。彼らもまた、すぐに気づくことでしょう。怒りの日が訪れていることに」
FIN1「死の舞踏」
ラザールの死と神父のことを思い出したアルエットは、死者となったラザールに月桂冠を渡す。
「あの方が全て引き受けてくださったのだから、私たちはもう罪に怯えることはない」「好きだよ、ラザール。身許でまた会おうね」
彼は痛むことなく安らかに天に召された。
やがて病の床から目覚めたアルエットもまた穏やかに、神父と共に旅立つことを決めた。
ラザールとの記憶を全て思い出した場合は、彼が話してくれていた、村の外の様々なものを見るために。
神父との記憶を全て思い出した場合は、病を退けて再罹患することのない身として神父を手伝い医療にあたるため。
旅立つ前にアルエットは、村の教会を訪れ、今まで見守ってくれていた神(恐らくはプレイヤーでもある)へと祈りを捧げる。
「貴方は私を……私たちを赦してくださったのでしょうか」「いつか、貴方の御許に至れますように」
神父と何度も出会ったり、謎の犬と出会ったり、黒い不思議なもやの中を突き進むうちにアルエットはなにかに恐怖していく。
「知りたくない……進みたくない……」
アルエットは気づけば最初の場所にいた。そこでアルエットは横たわり、祈るように手を組みながら全てを拒絶して眠りに就いた。
FIN4「二人で永遠を」
ラザールに会いに扉を開けた後、進む先の「控え室」でアルエットは白い花嫁衣装に着替える。ラザールが出迎え、村の人達も「おめでとう おめでとう」と口々に祝福してくれる。不気味な雰囲気もなにもかも、プロポーズの返事をなかなかしないアルエットへのちょっとしたドッキリだったという。二人は神に永遠の愛を誓うのだった。
FIN3「死を想え」
花嫁衣装に着替えたアルエットは全てを思い出していた。ラザールは、軽く咳をして調子の悪そうな素振りを見せたその晩のうちに急逝してしまったことを。彼にプロポーズの返事ができなかったことを。結婚式へと迎えてくれるラザールも、本当は片目がなく肌がどす黒く変色した死体だった。
「ごめん、ラザール。私のせいだね」
アルエットに冠を渡され、ラザールは消えた。
ラザールが残した鍵で開けた扉の先には船があった。血のような赤い水の中を、アルエットと神父は船に乗って渡っていく。
やがてアルエットは自室のベッドの上で目覚めた。そばには血まみれの神父がおり、アルエットの前で十字を切った。
「そして、あの人はここを去りました。次にあの人を求める人たちのところへ。あの人は死の中から来て、死の元へ向かうのです」
アルエットはその後も村に留まり、墓の前で祈りを捧げた。
※冠を渡さなかった場合はFIN4へ行き、ラザールが死者であることを知りながらも結婚式を挙げることになる。
FIN2「疾病の乙女」
神父と何度も会話を交わし、アルエットは思い出す。ラザールが既に亡くなっていること、彼の死後にはじめて笑えた瞬間は神父のおかげだったことを。
花嫁衣装に着替えたアルエットは、片目がなく肌がどす黒く変色したラザールのもとへいく。式のために編んでいた、まだ葉が生え揃わない「茨の冠」をラザールに託した。
「その姿は私の罪。これがお与えくださった試練ならば、引き受けなくては。この冠をかぶって、歩き続けて。それで、ようやく赦されるの」「すっかり腐りきった身体を強く叩こう。大いなる悲惨さを、神を、そして不幸な死を……想い出しながら」
アルエットの肌もまた、どす黒く変色していた。
病の床から目覚めたアルエットは、神父と共に故郷を出て行くことにした。
「行き交う人々は、まだ己の罪を知らない面持ちです。彼らもまた、すぐに気づくことでしょう。怒りの日が訪れていることに」
FIN1「死の舞踏」
ラザールの死と神父のことを思い出したアルエットは、死者となったラザールに月桂冠を渡す。
「あの方が全て引き受けてくださったのだから、私たちはもう罪に怯えることはない」「好きだよ、ラザール。身許でまた会おうね」
彼は痛むことなく安らかに天に召された。
やがて病の床から目覚めたアルエットもまた穏やかに、神父と共に旅立つことを決めた。
ラザールとの記憶を全て思い出した場合は、彼が話してくれていた、村の外の様々なものを見るために。
神父との記憶を全て思い出した場合は、病を退けて再罹患することのない身として神父を手伝い医療にあたるため。
旅立つ前にアルエットは、村の教会を訪れ、今まで見守ってくれていた神(恐らくはプレイヤーでもある)へと祈りを捧げる。
「貴方は私を……私たちを赦してくださったのでしょうか」「いつか、貴方の御許に至れますように」
小ネタや解釈など
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ゲームタイトルの「ダンス・マカブル」とは日本語で「死の舞踏」。
戦没、そしてペストの大流行により死者が急増していた中世ヨーロッパにて発生した「身分や貧富の差なく、無に統合されてしまう」という死生観と、その考えをもとにした芸術などの文化を指す。 死を恐れて人々は半狂乱で踊り狂ったという。 |
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攻略などでは便宜上「神父」としたこの人物は実際には神父ではなく、医者。
身につけている仮面のようなものは、中世ヨーロッパにおいてペスト(黒死病)の治療にあたる医者が身につけていた「ペストマスク」。クチバシのような部分に、ペスト対策に効果があるとされた薬草を詰めていた。 ラザールたちが感染したのはペストであり、アルエットもまたペストに苦しめられながらゲーム本編の世界を見ていた。「肌がどす黒く変色する」という症状はペストの特徴である。 |
アルエットの語りの中に登場する「村の神父様」と「医者」は別人であるが、「大聖堂の中で見かけた黒服の人物であったから」とはじめにアルエットが間違えて「神父様」と医者のことを呼んだためミスリードされている。以降、アルエットは医者について語る際は「あの人」と呼んでおり、「神父様」と分けている。
アルエットに文字の読み書きなどを教えてくれていた神父様がペストで亡くなった後に、村の教会に住み着いたのが医者。
医者は「ロッシュ」と名乗っているが、伝染病避けの聖人として知られる「St.Roch(聖ロッシュ)」が元ネタ。
彼はペスト患者にも献身的に接し、病床の患者の前で十字を切って祈ったという。
St.Rochは犬とともに描かれることが多い。彼がペストにかかった時には、犬が付き添いパンを運んでくれたという逸話がある。
小麦畑の雑文に「誕生日は8/16なのかもしれない」と医者について語られているが、St.Rochの祭日が8月16日。一説ではSt.Rochの亡くなった日が1378年8月16日だともいう。
アルエットに文字の読み書きなどを教えてくれていた神父様がペストで亡くなった後に、村の教会に住み着いたのが医者。
医者は「ロッシュ」と名乗っているが、伝染病避けの聖人として知られる「St.Roch(聖ロッシュ)」が元ネタ。
彼はペスト患者にも献身的に接し、病床の患者の前で十字を切って祈ったという。
St.Rochは犬とともに描かれることが多い。彼がペストにかかった時には、犬が付き添いパンを運んでくれたという逸話がある。
小麦畑の雑文に「誕生日は8/16なのかもしれない」と医者について語られているが、St.Rochの祭日が8月16日。一説ではSt.Rochの亡くなった日が1378年8月16日だともいう。
St.Roch/サン・ロッチ:ヨーロッパ・アルプス山岳道路峠・聖人
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・アルエットの名前
「アルエット」はフランス語で「ひばり」という意味。 小麦畑の雑記によれば名付けは「アレを使いたかったための採択」とのことで、FIN4などで流れた音楽「Alouette」から取られたらしい。 |
ゲーム本編で使われているのよりは明るい調子の「Alouette」
アルエット ちび アルエット
素敵な羽だ いい羽だ
頭の羽を むしろじゃないか
おでこの羽を むしろじゃないか
ほっぺたの羽を むしろじゃないか
背中の羽を むしろじゃないか
尻尾の羽を むしろじゃないか
アルエット ちび アルエット
残らず むしってやりましょう出典:アルエット
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・ラザールの名前
「ラザール」は小麦畑の雑記によれば「その名前からしてきっと12/17生まれ」とのことで、その日が祭日である、イエス・キリストの友人・ラザロが元ネタ。 ラザロは死した後に、一時的に蘇生してイエスの前に姿を現した。その奇跡の姿を見た人々は、イエスへの信仰心を高めたという。 死んだ後に大聖堂の中でアルエットと再会し、結末によっては彼女の信仰心を高めさせるラザールの役割はラザロに沿っている。 |
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冒頭の機械音声は「Eli, Eli, Lema Sabachthani?(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)」と言っている。
意味は「我が神、我が神、どうして私をお見棄てになったのですか」。 イエス・キリストが処刑される際に言った言葉。 恐らくは病に苦しみながらのアルエットの言葉でもある。 FIN5のフランス語版タイトルと同じ。 |
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・最初の場所に書かれている「MEMENTO MORI」
ラテン語で、「メメント・モリ」と読み、「死を想え」「死を忘れるな」という意味。 ペストが流行した際に教会などで広く伝えられた言葉である。 メメント・モリの思想と通じる「死の舞踏」の文化の中で、多くの「死」をモチーフとした作品が生まれた。 |
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・神父が発する「Kyrie eleison!」という言葉
ギリシャ語で「主よ憐れみ給え」という意味。 ローマ・カトリック教会のミサ曲の冒頭文。 |
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・「内陣」前の文字
最初はアルエットの名前が書かれているが、後に「IL EST MORT」という字に変わる。 これはフランス語であり、「彼は死んだ」という意味。 ラザールのことか。 |
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・神父は目覚めたアルエットのそばで、どうして血まみれだったか
アルエットに瀉血(しゃけつ)をしていたと思われる。 高熱時などに体の一部分を切りつけて流血させると体温が下がるからと、ペスト患者にも用いられていた医療行為。毒を出せるとも考えられていた。 体力がないと瀉血によって死に至る場合もあるため、現在ではあまり行われない。 |
・FIN2でアルエットは最後になにをしている?
病から生還し、菌保有者となったアルエットは人々に病をばらまく存在になったと思われる。歩いている白い人影が、アルエットとすれ違うと黒くなるのは感染させたということか。ラストの一枚絵は死者を入れる棺をつくっている姿か。
キリスト教の価値観では、人は生まれながらにして罪深い存在で、罰を受けなければならないとされる。その苦しみの象徴が茨の冠。
ラザールに授けられたのは茨の冠で、アルエットは「その姿は私の罪」と思っている。つまりは自分は罪深くまだ許されない存在で、そして世の人々もそうであると考えた。
・月桂冠を渡した時の「あの方が全てを引き受けてくださったのだから、私たちはもう罪に怯えることはない」の「あの方」って?
イエス・キリスト。
キリスト教では人類の罪を、神の子であるイエスが全て引き受けてくれたという。
キリストが磔にされた時のように釘を全て打ち終わった後には、茨の冠は月桂冠に変わる。月桂冠をかぶったラザールは「血を流す必要もない」、もう罰を受ける必要のない姿。それはアルエットの姿でもある。釘で打たれたイエスが人類の罪を背負ってくれたので、アルエットもラザールもその他の人々も許しを得たのだと、アルエットはFIN1では思えている。
・アルエットが語る「怒りの日」と「復活の日」とは?
キリスト教の考え。
両者とも言い回しが異なるだけで同義。
世界が終わる時に、全ての人類を地上に復活させて生前の行いを審判し、罪深い者は地獄に落とし、そうでない者は天国へ導くというもの。
FIN1ではイエスが全ての罪を背負ってくれたので、アルエットもラザールも許され、いつか「復活の日」を経て「神の御許(天国)」でまた出会えると希望を抱けている。
FIN2では、蔓延するペストこそが世界の終末へと誘う神の意思であるとアルエットは考え、「怒りの日」のために病をばらまいている模様。
アルエットがどちらの選択をするかは、プレイヤー=神(あるいはイエス)が冠を持って行かせるタイミングによって変わる。アルエットに許しを与えるか否かはプレイヤーに委ねられている。
神に許され「神の愛」に生き医者と共にペストの医療行為にあたるのがFIN1、神に許されず「神の怒り」に生きペストを広げる側にまわるのがFIN2。
FIN3ではそこまで神の意志に思いを寄せていないのか、冠がどちらであろうと構わず、村でラザールたちを弔う「人の愛」に生きる。
病から生還し、菌保有者となったアルエットは人々に病をばらまく存在になったと思われる。歩いている白い人影が、アルエットとすれ違うと黒くなるのは感染させたということか。ラストの一枚絵は死者を入れる棺をつくっている姿か。
キリスト教の価値観では、人は生まれながらにして罪深い存在で、罰を受けなければならないとされる。その苦しみの象徴が茨の冠。
ラザールに授けられたのは茨の冠で、アルエットは「その姿は私の罪」と思っている。つまりは自分は罪深くまだ許されない存在で、そして世の人々もそうであると考えた。
・月桂冠を渡した時の「あの方が全てを引き受けてくださったのだから、私たちはもう罪に怯えることはない」の「あの方」って?
イエス・キリスト。
キリスト教では人類の罪を、神の子であるイエスが全て引き受けてくれたという。
キリストが磔にされた時のように釘を全て打ち終わった後には、茨の冠は月桂冠に変わる。月桂冠をかぶったラザールは「血を流す必要もない」、もう罰を受ける必要のない姿。それはアルエットの姿でもある。釘で打たれたイエスが人類の罪を背負ってくれたので、アルエットもラザールもその他の人々も許しを得たのだと、アルエットはFIN1では思えている。
・アルエットが語る「怒りの日」と「復活の日」とは?
キリスト教の考え。
両者とも言い回しが異なるだけで同義。
世界が終わる時に、全ての人類を地上に復活させて生前の行いを審判し、罪深い者は地獄に落とし、そうでない者は天国へ導くというもの。
FIN1ではイエスが全ての罪を背負ってくれたので、アルエットもラザールも許され、いつか「復活の日」を経て「神の御許(天国)」でまた出会えると希望を抱けている。
FIN2では、蔓延するペストこそが世界の終末へと誘う神の意思であるとアルエットは考え、「怒りの日」のために病をばらまいている模様。
アルエットがどちらの選択をするかは、プレイヤー=神(あるいはイエス)が冠を持って行かせるタイミングによって変わる。アルエットに許しを与えるか否かはプレイヤーに委ねられている。
神に許され「神の愛」に生き医者と共にペストの医療行為にあたるのがFIN1、神に許されず「神の怒り」に生きペストを広げる側にまわるのがFIN2。
FIN3ではそこまで神の意志に思いを寄せていないのか、冠がどちらであろうと構わず、村でラザールたちを弔う「人の愛」に生きる。
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マップは人体を模している。 |
※一部の画像は非表示です |
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画像の「鐘楼」は南北で左右の「手」を模している。
釘を打つ箇所はキリストの磔を意識して、手のひらと足に相当する部分。 「指輪」は左手薬指にあたる部分で入手できる。 |
※一部の画像は非表示です |
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「後陣」は「頭部」を模している。
頭部なのでここで冠が手に入る。 炎を消すという作業は、ペストによる頭部の高熱を冷ますという意味か。 |
※一部の画像は非表示です |
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「地下礼拝堂」は「胃」を模している。
パンを置くとホワイトビネガーがわいてくるのは、胃に食べ物を与えると胃酸が反応することとかけているのか。 |
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「納骨堂」は「肝臓」を模している。
穢れである遺骨を集め埋葬する場所というのが、体内の毒素を集め分解して無毒化する肝臓の機能とかけられているのか。 |
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「調合部屋」は「胆嚢」を模している。
「四泥棒の酢」を作る場所だというのが、胆嚢が汁を貯蔵する器官であるという部分にかけられているのか。 |
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「ハーブ園」と「ラビリンス」は腸? |
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結婚式場のある「内陣」は位置を考えると心臓と肺か。
心臓は「心」や「命」の象徴として扱われることが多い。そこで結婚式を挙げ、そして中央は害されているかのように黒く染まる。アルエットを死へと導こうとしたラザールは神父によって退けられたが、彼女の心から消すことはできなかった。 |
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「控え室」は心臓(心)から伸びた先で、花嫁衣装が置かれている。位置からして脾臓を模している。
脾臓は事故などで欠けたとしても、体機能が多少低下するものの生きていくことはできるという臓器。隠し部屋のようにされている控え室とどこか重なる。 |
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「身廊」は、胸のあたりから腰にかけての骨。身廊下部から行ける「側廊」は足の骨で、足首まであり、膝部分が盛り上がっていたり、脛骨と腓骨が分かれていたりと細かい。
骨盤から通じる赤い川は産道。 ペスト病で死にかけたアルエットの蘇生を、産道を通し生まれ直したと喩えているのか |
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・身廊にある鏡写しの「4」はなんなのか
十字ではないかと思われるが、十字の書き順は縦線からはじまるため、聖書を開く順と一致しない。 横たわるアルエットの横で十字を切っていたため、アルエット視点からはこの書き順に見えていた? 4(し=死)の反対だから生? この解釈は日本語的すぎて世界観にそぐわない気も。 ・聖書の内容 鏡写しの「4」の書き順に従って聖書を読んだ場合に表示される文は「ヨハネの黙示録」の第19章6~9の内容である。 |
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・貯水池の「ABRACADABRA」と、身廊左側の呪文はなにか
「ABRACADABRA」は「アブラカタブラ」と読み、病を癒やす呪文だとされる。ペストの大流行の際にも用いられていた。 この呪文を逆円錐型に記した紙片などを身につけると病除けになるという。 |
・犬に追いかけられた際は、後ろから追いつかれると正気度が減じるが、まわりこんで犬のお尻の方からぶつかると正気度は変化しない。
・大聖堂の暗闇にいるのはネズミ。ネズミはペスト菌の媒介を行っていたので、アルエットにとっての死の象徴として現れたか。アルエットの村にペストが広まったのは、ラザールが外からもらってきたためだと思われるが、粉屋であるアルエットの家にはネズミが多く出るために、アルエットの家のせいだと村の人達には噂されていたらしい。
・大聖堂の暗闇にいるのはネズミ。ネズミはペスト菌の媒介を行っていたので、アルエットにとっての死の象徴として現れたか。アルエットの村にペストが広まったのは、ラザールが外からもらってきたためだと思われるが、粉屋であるアルエットの家にはネズミが多く出るために、アルエットの家のせいだと村の人達には噂されていたらしい。
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引用元記事:https://matome.naver.jp/odai/2141346945822802701